高所作業を行う場合にはハーネスが必要になってきます。
もしもの落下などさまざまな事故に備えるためにも重要なものになります。
今回はそんなハーネスの耐用年数や義務化について、詳しく紹介していきたいと思います。
ハーネスとは
ハーネスとは、胴部の他に腿や肩にもベルトを通して全身を保持する格好の安全帯のことをいいます。
胴ベルト型と比べると抜け落ちる心配がありませんので安全です。
吊られた際も自然な姿勢が保てることで人気が高まっています。
労働安全衛生法では、地上から2m以上の場所で行う作業を高所作業と定義していて、鳶職人や足場職人などハーネスを使用しています。
ハーネスの耐用年数
ハーネスや安全帯は、ロープ、ランヤード、ストラップで使用開始から2年、これ以外のものは3年で交換するようになっています。
日々の使用とともに材質の劣化が進んでいきますので、耐用年数を把握したうえで使うようにしましょう。
安全帯のラベルに使用開始の年月日を記入しておくことをおすすめします。
ハーネスの義務化
フルハーネス着用の義務化は2022年1月2日からになっています。
労働安全衛生法が改正されたことによって、胴ベルト型安全帯の使用が一部不可になって新規格に則ったフルハーネス型安全帯の着用が義務づけられます。
6.75m以上の高さで作業する場合には、必ずフルハーネス安全帯を着用しないといけませんので対応するようにしましょう。
旧規格は新規格の安全基準を満たせず2022年1月2日から使用できなくなりますので注意が必要です。
まとめ
今回は、ハーネスの耐用年数や義務化についてご紹介しました。
毎日安全に作業して事故を防ぐためにもハーネスの耐用年数は守るようにしましょう。
ロープ、ランヤード、ストラップは使用開始から2年、これ以外のものは3年で交換するようにしてみてください。
また、フルハーネス着用の義務化は2022年1月2日からになっています。